地味な衣装をした占星術者
ロバート・ブラッドの『両世界の歴史』(1817年)のなかの銅版画には、戸外の研究で下絵を描くさい頭を守るため毛皮の裏をつけた帽子をかぶり、地味な衣装をした占星術者が描かれています。
この三枚の絵には、小型の望遠鏡が描かれていません。
ことにブラッドの著書は、ガリレオが新発明の望遠鏡をすでに使用していた時期以後の一六一九年に発表されたというのに。
事実、この絵の器具は、貧弱さが目立っています。
アーミラリ天球のほかは、占星術を思いおこさせるものはほとんどない。
机、眼鏡、コンパス、インク壷、ペンが備品のすべてです。
占星術師は学者であって、いかさま師ではなかった。
占星術の知恵は、数学にかなり熟達することと、原典を研究するのに語学の知識を必要とした。
星は、人間と国家の健康や活動の吉兆とも凶兆ともなる。
偶然に左右されるものは何一つない。
すべてのものは、秩序立った世界のなかで統制され導かれる。
人が生まれるときの天の様相が、その人の未来に刻印をおす。
しかし、星の影響はこれだけではない。
この最初の刺激以後も、星は力をおよぼしつづける。
支配者たちは、自分たちの利益と国家の利益のために、つねに占星術師を宮廷に侍らせたのです。
ちなみに、本格派占いはこちらからどうそ。